男一人旅は東北岩手で決まり!平泉と諏訪小路がおすすめ!

今回は、東北でも岩手に男一人旅するのならここ!というおすすめスポットをご紹介します。



一人旅の最大の利点は、自由に動けること。



そんな利点を利用して、都会の喧騒を忘れ、1人でカメラ片手に世界遺産を巡ってみませんか。



ということで、テッパンのわんこそばからは少し外れた、安い男一人旅歴史探訪のおすすめプランを紹介します。



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1 男一人旅東北岩手のおすすめスポット①世界遺産・平泉




そこでまずお勧めしたいのは、2011年にパリで開催された第35回世界遺産委員会で世界遺産リストに記載されたことが記憶に新しい、平泉!



平泉とは、岩手県南西部に古くからある地名で、現在も平泉町を中心とした地域を指します。



しかし、世界遺産として登録されたのは、平安時代末期、奥州藤原氏が栄えた時代の寺院や遺跡群のうち、中尊寺・金色堂・覆堂・経蔵・毛越寺の5件で、これらを総称して「平泉」と呼んでいるんですね。



5件が登録された、といってもそれぞれがバラバラに点在しているのではなく、このうち中尊寺・金色堂・覆堂・経蔵の4件は中尊寺の境内にあります。そのため、すべてを見学するのもとても楽でした。



中尊寺は、嘉祥3年(850年)、比叡山延暦寺の高僧慈覚大師円仁によって開かれ、その後12世紀のはじめに奥州藤原氏初代清衡公によって大規模な造営が行われ現在の寺観が整われました。



このような造営が行われたのは、戦乱で父や妻子を失い、骨肉の争いを余儀なくされた清衡公が、辺境の地・東北地方に仏国土(仏の教えによる平和な理想社会)を建設するため。



そして実際、およそ100年近くにわたって平泉の平和は保たれました。



いまでもこのめまぐるしい現代の激動の情報の変化に気持ちが付いていかず、心の平安を求めに、自分の気持ちを整理するために訪れる人も多いわけです。




かくいう私もその一人です。



しかし、源頼朝によって奥州藤原氏が滅亡に追い込まれた文治5年(1189年)以降、大きな庇護者を失った中尊寺は次第に衰退し、建武4年(1337年)の火災で多くの堂塔、宝物を焼失してしまいました。



そのため、中尊寺本堂をはじめ、現在の建造物の多くはのちに再建されたものですが、それでも当時の雰囲気を十分感じることができますね。



特に絶対に見ておきたいのは、焼失を免れた数少ない建造物である金色堂。



数ある中尊寺の堂塔の中でもとりわけ意匠が凝らされ、極楽浄土の有り様を具体的に表現しようとした清衡公の切実な願いによって、その当時の工芸技術が集約されています。



撮影禁止のため写真を撮ることができなかったのが残念ですが、その名の通り金箔が惜しみなく使われ、シルクロードを通じてもたらされたという夜光貝を用いた螺旋細工など、非常に見応えがありました。



中尊寺から少し離れたところにある毛越寺(もうつうじ)も見逃すことはできませんね。



毛越寺(もうつうじ)も中尊寺と同じく慈覚大師円仁によって開かれ、藤原氏二大基衡から三代秀衡の時代に多くの伽藍が造営されました。



こちらは災禍による焼失を免れ、仏の世界を地上に表現したと伝わる浄土庭園と平安時代の伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存されています。



特に浄土庭園はとても美しく、心が洗われる気がしました。



平泉に来たら中尊寺だけでなく毛越寺にもぜひ立ち寄っていただきたいところです。



多くの人が観光に訪れる平泉には温泉宿やホテルが沢山ありますので、歩き回って疲れた体も休まって、心もホカホカになります。



以下の動画で中尊寺外観の全貌をご覧になれます。これだけでも行った気分になれますね!



https://youtu.be/wvO50auwu9w




<中尊寺>
アクセス:公共交通機関を利用する場合、JR東北新幹線で東京から一ノ関まで行き、JR東北本線に乗り換えて平泉駅で下車し、そこから徒歩約25分。
車の場合、東北自動車道平泉前沢ICから、国道4号線を南下すると着きます。
拝観料金
<金色堂・讃衡蔵・経蔵・旧覆堂>
大人800円、高校生500円、中学生300円、小学生200円(音声ガイド貸し出し1台につき500円)

<毛越寺>
拝観料金:大人500円、高校生300円、小中学生100円
拝観時間:3月1日から11月3日まで8:30〜17:00/11月4日から2月末日まで8:30〜16:30(10分前に拝観券発行終了)
公式サイト
<中尊寺>
⇒http://www.chusonji.or.jp

<毛越寺>
⇒http://www.motsuji.or.jp/



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2 男一人旅東北岩手のおすすめスポット②金ケ崎町城内諏訪小路




平泉で1000年前の世界文化遺産に触れた後は、もう少し時を進めてタイムトリップした江戸時代の風情を感じる街を歩いてみませんか。



次にご紹介するのは、平泉より少し北にある金ケ崎町城内諏訪小路です。



こちらは平成13年6月に重要伝統的建造物群保存地区として国の指定を受けた地域で、金ケ崎城を中心に武家町、商人町、足軽町で形成された当時の街並みの一部を今でも見ることができます。



散策のポイントは、保存地区の中にある「白糸まちなみ交流館」という施設を拠点に散策すること。



ここを拠点にすると、道が入り組んでいる保存地区を迷わずに歩くことができますし、旅行の7日前までに予約をしておくと交流館のスタッフが案内もしてくれますのでおすすめですよ。



保存地区のガイドマップには、現在の金ヶ崎の航空写真と当時の地図が掲載されています。二つを見比べてみると、主な道路や区画は当時とほとんど変わっていないことがわかります。



数々の建造物のなかには、レストランやカフェとしてリユースされているものもあります。



昔にタイムスリップしたかのような雰囲気の古民家の中でいただく「古民家グルメ」もなかなかよかったです。



あまり大きな街ではありませんが、江戸時代の武家屋敷の面影を残した街並みはとても風情がありました。




開館・公開時間/休業日
<白糸まちなみ交流館>
9:00〜17:00/木曜・年末年始
<旧坂本家侍住宅>
9:00〜17:00/月曜・火曜(祝日の場合は翌日)・年末年始
<伊藤家侍住宅>
11:30〜16:00/火曜
<大松沢家>
11:00〜16:00/月曜
<片平丁・旧大沼家侍住宅>
9:00〜17:00/火曜・水曜(祝日の場合は翌日)・年末年始
<土合丁・旧大沼家侍住宅>
9:00〜17:00/月曜・火曜(祝日の場合は翌日)・年末年始
<金ケ崎要害歴史館>
9:00〜17:00/月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始

アクセス:JR東北本線金ケ崎駅から徒歩で約10分
料金:金ケ崎要害歴史館のみ大人200円(高校生以下無料)、その他無料
公式サイト⇒http://www.town.kanegasaki.iwate.jp/docs/2017112000031/



まとめ




いかがだったでしょうか。



東北岩手を世界遺産中心にご紹介しました。



時間が許せば、もう少し足を伸ばして北海道を回ってみるといいですよ。



こちらの記事では知床・網走をご紹介していますので、ぜひご参考に!



⇒男一人旅の北海道を知床半島で!網走から車で日帰りもおすすめ!



都会の喧騒を忘れ、一人でふらっと訪れてみてはいかがですか。



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